開幕戦を勝利で飾ったグリズリーズ。

シーズンのスタートを上手く切ることができるかどうか。
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10/21はホームに昨季の王者GSWを迎えての試合。

GSWはB2Bなので、ホームのMEMが有利ではある。
MEMは開幕戦でジャマイカルが負傷し欠場。
ジャレル=マーティンをスタメンに抜擢。

1QはややGSWに先行されるが、セカンドユニットが出て来るとバランスよく得点しリードに成功。
ブルックスやタイリークのリムアタックが効いたし、パーソンズは良いタイミングで3Pを決めた。
チャルマースは老獪なプレーで、カリーは前半で4ファウルとGSWのリズムを大いに崩した。

また、エニスやマーティンが入ったスタメンではディフェンスからのファストブレイクを上手く仕掛けた。
やはり運動量とスピードは昨季に比べて向上している。

コンリーは不調だったが、マークがビーストモードで最終スコア111-101で勝利、開幕2連勝!!

マーク=ガソル 34pt 14reb FT16/17
マークが大黒柱たる堂々の活躍。
3Pやリバウンドなどで存在感を発揮し、FTではフランチャイズ記録となった。
ジャマイカルが離脱し負担が大きくなるだけに怪我だけが本当に心配。

タイリーク=エバンス 12pt 7reb
前評判どおりのユーティリティぶりでセカンドユニットを牽引。
あまりメンフィスにはいなかったタイプの選手だが、二試合連続二桁得点とチームに問題なくフィットできている感じ。

ジェイムズ=エニス 13pt FG6/6
とにかく走ってファストブレイクを牽引。影のMVP。
またカリー、トンプソン、デュラントと複数ポジション守れるディフェンスは武器。


コンリーが絶不調でもここまでの試合ができるのは本当に大きい。
コンリーも若手のステップアップを評価。また、GSWのスティーブ=カーは
「我々がメンフィスに来ると毎度こんなことが起きてしまう。昨季も似たようなことが起こった。
我々は打ち負かされた。」
とコメント。
主力は変わったがメンフィスのこういうところは頼もしい。
GSWは昨年同様この敗戦を機に、課題を修正してくるだろう。


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中1日で10/23は、ロードのHOU戦。
開幕戦でGSWを破り、目下3連勝中のチーム。
ただクリスポールが怪我で欠場しており、メンバー的には昨季のHOUに近い。
となれば、当然ハーデンの出来が勝敗を左右する。

MEMは特にメンバーの変更なし。
序盤は両チーム積極的にリムアタック、共に要所でディフェンスが光った。
ハーデンを止めるのは容易ではなく、ドライブが無理なら合わせた味方にアシスト、それも無理ならファウルをもらうという三段構え。
MEMもマークを起点に、インサイドは優位に試合を進める。

10点以上のリードを度々許したが、その度に踏みとどまり一桁に戻す。
4Q終盤にこの日不調のコンリーが、クラッチコンリーに進化。
98-90で、開幕3連勝を飾った。

本調子じゃないとはいえGSWとHOUを破るという強豪専ぶりを今季も遺憾無く発揮。
レイアップミスは多かったけど、積極的にリムにアタックできてる証拠ではあると感じた。
あとディフェンスリバウンドに課題が見られた。

マーク=ガソル 26pt 5reb
序盤から存在感を発揮。
とりあえずボールを入れれば何らかのミスマッチにはなる唯一無二の起点。
クラッチDFに加え、FTも10/10と集中していた。

マイク=コンリー 17pt 4ast
序盤は存在感がなくロケッツDFの手にかかるシーンも多かった。
しかし、クラッチタイムではいつもの帳尻合わせぶりを見せつけ、コンリーらしい活躍。 




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10/25は中1日でアウェイのDAL戦 。
今季無敗チームと今季未勝チームの対決。

ここでも強豪と同じようなプレーができるかどうか。
この日29才の誕生日を迎えたパーソンズ、休養で欠場。
序盤から相手のペースになり、今までの対戦のような激しさが見られない。 

後半の立て直しに期待するものの、追いつくには至らず94-103で敗戦。。
今季初黒星。

GSW、HOUという強豪に勝利しながらも、DALに今季初勝利を献上するなど、MEMらしい戦いぶりは相変わらず。

まぁ未勝利だったとは言え、そこまでDALが弱いチームではないと思う。
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10/26はB2Bのホーム&アウェイで、DALをメンフィスに迎えての試合。
DAL相手にホームで2連敗を喫すれば、強豪に勝ったのも無駄になるし、雰囲気が悪くなるので絶対に避けたいところ。

メンバーは変わらず。
序盤はインサイドアウトからの3Pや、そこからのカウンタードライブでシンプルに得点し、早々に二桁リードを奪う。
積極的にスイッチするディフェンスが効き、ベンチ陣も大きく貢献した。
しかし一時20点以上あったリードを4Qに逆転される。
結局はいつもどおりコンリーがクラッチモードになり何とか96-91で勝利。

リバウンドはまだまだ課題で、ジャマイカルの復帰が待たれる。
流れが悪い時はすぐにジャンパーが撃てたとしても、リムを攻めファウルをもらうなどの工夫がほしい。

マーク=ガソル 25pt 13reb
相変わらずの活躍。
得点パターンは豊富で、司令塔的な役割を果たせるのが大きい。
ハイポストでボールを受けて、トップからカットする選手に落とすくさびのプレーはもっと増やしてもいいと思う。

タイリーク=エバンス 19pt 6reb 3P3/5
セカンドユニットのボールハンドラーとして、中盤のリード拡大に貢献。
自慢のステップワークはファストブレイク時に威力を発揮し、新生MEMに不可欠な存在になりつつある。



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結局開幕5戦を4-1(10/27)で終える上々の出来。
強豪に勝てるという自信を得たし、どのチーム相手にも油断できない西のレベルの高さも実感できた。
多くの人がPO圏外を予想していたが、正直なところこれくらいはMEMファンの想定の範囲内。
問題はシーズン通してこの戦いぶりができるかどうか。

ここ数年のMEMでは一番ボールをプッシュするチームのため、シーズン後半の疲労や怪我には細心の注意を払いたい。
場合によっては、昨季同様思い切って主力に休養を与える必要があるだろう。


 

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