気づけば年が変わり、令和元年もあっという間であった。
相変わらず年末も正月も普通に試合をやっているNBA、実家に戻っても意外とやることなくてNBA見たりしてる正月あるある。
MEMは正月はあんまり試合なかったけど、遠征の移動とかあるからどっちみち大変なことには変わりないよね。
 
そんな年末にMEMファンにとっては大きなニュース。
あのザック神が正式に引退を発表。
ここ数シーズンはほとんどプレーしていなかったものの、今回正式にザック自身が引退を表明した。



MEMはザックと共に多くのことを成し遂げてきた。
その最たるハイライトはSASとの歴史的なアップセットやフランチャイズ初のカンファレンスファイナル進出であるが、最大の功績はメンフィスの文化を築いたことでありメンフィスをNBAにふさわしい街に変えたことである。
メンフィスに来て二度のオールスター選出、オールNBA3rdチーム選出は素晴らしいがザックが永久欠番にふさわしい最大の理由はグリズリーズにカルチャーを築いたことであるとMEMファンは知っている。
改めて17シーズンお疲れ様、ザック。
永久欠番は内定しているけど、早くザックのジャージがフェデックスフォーラムに掲げられるのを見たい。

"God Out"
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MEMファンにはあまりにも印象的なザックのヒーロー譚は以下の記事にもより詳しいのでおすすめ。

ちなみに、こちらも半引退状態(というか記事の内容的には完全に引退した様子)のトニーアレンの記事もあったのでついでに貼っておく。
今もメンフィスに住んでいてオラジ塾みたいにディフェンス専門塾をやりたいらしいw



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また、年明けには元NBAコミッショナーのデビッド=スターン氏が逝去。
デビッド=スターンは僕がNBAを見始めた時からコミッショナーをやっていたわけだが、現在NBAがここまでインターナショナルでかつどのチームにも優勝のチャンスがある比較的公平なリーグになっているのはひとえにスターン氏の尽力であり、NBAに関わる全ての人々から最大の尊敬を払われるべき存在だ。
中学生時分にはコミッショナーの仕事など気にしたことはなかったが、NBAの顔として温厚な語り口でありながら威厳のある立ち居振る舞いが印象的であったスターン。
ちなみに、NBAの国際化にあたりカナダにラプターズとグリズリーズを作ったのもスターンであり、後にメンフィスに移転した今のグリズリーズの生みの親でもある。
またMEMファンにはおなじみ年に一度のマーティン=ルーサー=キング牧師Dayもスターンのサポートにより今なお開催されているものだ。
メンフィス公式もスターン氏に感謝と哀悼のコメントを出している、改めて合掌。
ザックにしろスターンにしろ今のグリズリーズが彼らの尽力の上に築かれてきたという歴史は忘れずにいたいものだ。
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12/16は中一日ホームにMIAを迎えての試合。
昨季から一転生きのいいルーキーとエースバトラーに2年目から若手まで成長を見せて見事な戦いで東上位にいる強豪。
個人的には好きなチームだけど開幕戦で完敗しているだけにホームでは勝ちたい。
スタメンはいつもの面子。
途中リードを築くもMIAがゾーンDFに切り替えると目に見えて苦戦。
リズムが崩れたのと相手にしてやられた流れから質の悪いTOを連続し逆転を許す。
流れ最悪の中でMIAは成長株アデバヨを起点にゲームメイク、ただそれが効果的にいってることもあるけどPGでコントロールするドラギッチなどが不在だったのでどこかちぐはぐな印象。
ウイングは質が高いけど終盤に少しバラバラなオフェンスになったMIAのバランスの悪さにも救われて118-111で何とか勝利。
途中で逆転された時は負けを覚悟したけど何とか意地を見せた、とはいえ終盤のプレーの質というかゾーンでの対応は今後の課題かな。


12/18はアウェーでOKC戦。
正直あまり得意な印象はないけど連勝の流れで勝ちたいところ。
順位はあまり高くないけどCP3やガリナリ、アダムスなど経験値は雲泥の差。
試合前の心配をよそにいきなり勢いに乗るMEM。
ドライブよし、3Pよし、ディフェンスからしっかりイージーバスケットにつなげ圧倒的なプレッシャーで一気に大量リード。
やっぱり連勝の勢いって大事前半9点リードから3Q序盤で一気に24点リード。
これは流石に決まったかと思うぐらい快調なリズムだが、OKCもそこからじわりじわりと追いつく。
CP3やシュルーダーのミドルだったりロブパスだったりでペイント内の微妙な歪みを緩く崩される、一方でオフェンスでは攻め手をなくして焦ってTO。
いつもながらにクォーターの終わり方が悪いよなぁ、こうなるとミスした方が負ける展開だけどその辺はCP3の存在感。
結局一進一退の攻防にCP3がクラッチミドルで勝負あり、122-126で悔しい逆転負け。
今季相手のシュートタッチが絶好調でなすすべなく負けた試合はいくつかあったけど、自分たちのシュートタッチが絶好調な試合で競り負けちゃうのかってのが今後の課題かな。
格上チーム相手に20点差を守り切るのは実はめちゃくちゃ難しいので、この敗戦がポカだとは思わないけどただ逆転されるということはベンチワークの問題によることが大きいことも事実だからね。


12/22はホームでSAC戦。
順位も近いチームなので勝っておきたいところ。
オールスターも狙えるエネルギッシュな若手が多いながらもHC交代であまり良い噂は聞かないSAC、あながち数年後のMEMも他人事ではなくなるかも。。なんて思いながら観戦。
モラントとフォックスの高速PG対決、JJJとバグリーの2年目PF対決もあるよ。
ヨナスが病気のためソロモンヒルがスタート。
どちらも外のシュート不調の立ち上がり、というかMEMは撃たされたジャンパーばかりなのでなかなか苦しい。
TOやらでなかなかインサイドを攻められない展開で突破口を開いたのは伏兵メルトン、あとはカボクロのディフェンスだったり。
ボールキャッチからシュートセレクションから色々おぼつかないSACに対し、しっかり早めに中を攻めれるようになってきたMEM、ただクォーターの終わらせ方は相変わらずうまくいかず。
後半はディフェンスの受け渡しミス、SACの3P爆撃なんかで追いつかれながらもここでもスティールからメルトンが2連続得点で突き放す。
さらにクラウダ―のリムアタックでリードを広げてそのまま119-115で勝利。
7選手が二桁得点を取りチーム全体で上回り点差以上に内容で上回れたかな。
JJJのリムプロテクトとメルトンの攻守にわたる活躍が目立っていた、JJJはファウルトラブルがなければ毎試合これくらいを期待してしまう。メルトンは長い腕を活かしたチェイスがかなり効いていた。


12/24はホームでSAS戦。
今季1勝しているSAS、同地区のライバルだけに対戦機会は多い。
序盤に強烈な先制パンチを食らわせたのはSAS。
オルドリッジとデローザンを筆頭にミドルシュートが止まらない。多少タフでも放れば入るゾーン状態に加え他の選手の3Pまで決まりだし1Qで46失点。
試合が進んでも落ちる気配の全くないSASのシュートに対し守りどころが見いだせないMEM。
地道にオフェンスを組み立てどこかで流れを掴みたいがオルドリッジが3Pまで撃ってくるわで後手後手の展開。
結局終始入り続けたSASはFG67%、3P62%という記録的なスタッツを残し145-115で完敗。
オルドリッジFG17/25、デローザンFG10/11を筆頭に大当たりのSAS、流石にこの試合は切り替えていくしかないね。


12/27はアウェーでOKC戦。
前回大逆転負けを喫した雪辱を果たせるか。
アダムスがいるのでヨナスを外に開かせて、スペースのあるインサイドにスクリーンから打開を図る。
スピードで振り回してくるわけじゃないしパス回しまくるわけじゃないけど、ドライブからミドルショットとかの駆け引きで翻弄してくる今時珍しい変わり種チームのOKC。
アダムスやノエル筆頭にストレッチ系のビッグマンがいないってのもあるかもだけど、ガリナリがいたら変わってたかな。
出色だったのはJJJのリムプロテクト、しっかりペイント内で何度も相手のシュートに絡みそこからの得点でリードを広げる。
ショットクロック係のミスだったりで嫌な流れになるけど何とか2点リードし後半へ。
後半もMEMが先手をとりJJJやクラークが中外から得点しリードを二桁まで広げる。
ひたすらミドルショットを決めていくOKCに対し、3Pを連発せずしっかりリングを攻めていくMEM。
前回の反省を活かしいつもより多めに回してるパス。
あとはヨナスやモラントが持ち味のプットバックやフローターなどペイント内で手堅く得点し、差を縮められプレッシャーのかかる展開を110-97で勝ち切った。
リベンジに成功、二桁リードでも集中力したプレーができていた。




12/29は中1日アウェーでDEN。
前回ホームで完敗し今度は相手が得意とするデンバーでの試合、苦戦が予想される。
前半からシュートに苦しみリズムが掴めないMEM、対して相変わらずパスオフェンス、バランスディフェンスのDF。走って跳んでのDENがいまや完全に落ち着いたチームに。
さらにミルサップ不在でプラムリーをスターターに起用するがこれがかなり効いているMEM。
ドライブやポストプレーで押しこんでからのイージーバスケットと老獪なDFにミスも重なって1Qで11点しか取れず。
MEMは何とかインサイドを攻めファウルをもらうもDENはファストブレイクやキックアウトからの3Pと的を絞らせない。
相手もシュートも当たり出し苦しいところだけどMEMもジャンパーが決まりだし何とか11点ビハインドまで追い上げて後半に一縷の望みをつなぐ。
変わらずスローな展開の後半、相手がもたついている間に少しずつ追いかけるが一番ケアすべきヨキッチからのバックドアパスがなかなか止められなかったり安易なパスミスだったりで結局流れをつかみきることができず111-119で敗戦。
ずるずると離された前回の対戦よりは踏ん張ったけれど、もともとバランスアタックチーム同士のチームだからチーム力の差が点差にもろに出たかな、あとは球際の強さとか。
次の対戦でどこまでできるかに注目。



12/30はB2BホームでCHA戦。今年ラストゲーム。
クラウダ―お休み、得点力のある相手のウイングをしっかり抑えていきたい。
モラントとカイルが交互にうまくゲームメイクして先手を取る。
ディフェンスでは中を固めてリバウンドを確保からの攻撃で早々に二桁リードを奪うがファストブレイクはあまり決まらず。
中ではヨナスがポストプレーにリバウンドにと躍動、相手のゾーンDFにはハイポストを起点にしつつ3Pを決めるお手本どおりの攻撃で流れを止めない。
ただグラハムの超ロング3Pをきっかけに少し反撃を許し不運な判定もあって10点リードで後半へ、内容的にはもう少し離せていればというところ。
後半はなかなかシュートが決まらず逆にそこからの速攻で防戦一方、一時5点差まで迫られるも逆に相手のミスからアーリーオフェンスに成功しはじき返す。
相手のゼラーやモンクらのリムアタックに苦戦するも、ソロモンヒルやグレイソンの体を張った積極的なアタックやタイアスのショットクリエイトが効果的で終盤までセーフティーリードを保ち117-104で勝利。連敗阻止。
モラントのドライブで生じたずれをしっかり活かしてボールをもらう意識もできてきたかな。
CHAはグラハムのシュートタッチと心中作戦だったけど、グラハム不調で色々苦しそうだった印象。

1/2はアウェーでSAC戦。
今季1勝しているが相手も8連敗中だけに負けられない気持ちが強いはず。
序盤はSACがフォックスを中心にスルスルとリムを攻めればMEMも早く攻め返す高速展開。
モラントを起点にパスも回りだし、ディロンとJJJの連続3Pなどで一気に差を広げる。
ベンチメンバーは試合を落ち着かせるのではなくさらにテンポアップさせ1Qで42得点。
しかし2QにSACの追い上げを受ける、テンポアップさせパス回してるとどうしてもTOも増えてくるし本来SACが得意としているペースでもあるんだよね。
SACのリムプロテクトが改善してきたのもあってハーフコートで苦戦、ホルムズが攻守で素晴らしい。
MEMはここで3Pが落ち始めたので焦ってミスが増加、前半のうちに20点リードを溶かしてビハインドで後半へ。
こうなると一度相手に持っていかれた勢いをもう一度取り返すのは一苦労、後半も粘り強くついていくが相手のシュートタッチも良くなってきた。
好調のヒールドに対抗するは好調クラウダ―、3Pの入れあいで一進一退。
終盤までもつれたが最後はTOが響き123-128で手痛い逆転負け。モラント7TOが痛かった。
SAC的にもフラストレーションが貯まる展開だったが勝ち切ったSACをほめるべきではあるね、経験豊富なベテランも仕事をしていた。
ジェットコースターゲームでもありながらシーソーゲーム、こういうアウェーゲームも勝ち切れるようになるといい。



1/5はアウェーのLAC戦。
前回はカワイ不在だが惜しいところで勝てなかったMEM、今回はベバリーとPG不在。
主力を休養させても勝てると思われてるなら意地を見せたいぜ。
序盤は積極的にシュートを放ちリードに成功、相変わらず1Qは超積極的に外から撃っていく、そしてことごとく入って大量リード。
2Qはルーとハレルの活躍で詰められる、個人技もあり個人技を止めても合わせがありシュートを外してもハレルのリバウンドがある最強の三段構え。
それでも踏ん張って何とかリードで後半へ、単発の3Pは決められるが流れの中でのシュートを比較的外してくれたおかげもあって何とかモメンタムを維持。
さらにLACの集中力を欠いたプレーをクラウダーらがしっかり得点につなげ一気にリードを広げる。
ベンチメンバーも勢いを加速させそのまま大量140-114でまさかの完勝。
休日のデーゲームは番狂わせが起こりやすいらしいし相手の緩みに付き合わず離せたのはよかった。
クラウダーが27pt(3P6/11)、7ast、3stl、3blkでカワイのお株を奪う大活躍。



1/6がアウェー連戦でPHXとの試合。
アウェー連戦とはいえPO争いに向けて勝ちたい試合。
PHXは過去2戦不在だったエイトンがいる、しかもスタメンでべインズと併用で展開が全く読めないね。
序盤は大エースブッカーのジャンパーが好調で離されるがここで強気に撃ち合うのが今季のMEM。
アーリーオフェンスでは積極的に3P、多少外そうが強気に撃つ姿勢は自滅しかねないけれどTOを防いで自分たちのリズムのシュートを撃てるという意味ではそれなりに成功してる。
2Qからはクラーク、バランチュナスを中心に中でもしっかり得点、TOをせず多少暴走気味でも自分たちのリズムで撃つことにこだわっていく。
何もショットクロックを使ってパスを回すだけが粘り強さではないというか多少外しても撃ち続ける粘り強さ、ここの手綱の締め具合はジェンキンスHC的にも簡単ではないところ。
イマイチ主張がなくハイポのパス起点なのかストレッチなのかインサイドで体張るのかスタイルが読みにくいエイトンに対し、シュート力のブッカーと突破力のウーブレという明確さもあるPHX。
なぜかブッカーにモラントを守らせたりクラークにGのプレイヤーを付けたり意図は分からないけど対策してる感というか色々試してる感もあるPHX。
中での頑強さはあるけど合わせに対応できていないべインズ相手にヨナスで崩していく、エイトンには単純にパワーで押していけるしでありがたい。逆にヨナス相手にこういうプレーをやられるとMEMとしては苦しいけどね。
さらにベンチメンバーも続き3Q一気にリードを20点まで広げる。
あとは12分そのままリードを保って勝利、と行きたかったけど終盤ライブボールTOを繰り返して3点差まで詰められ121-114と薄氷の勝利。
トップでボール取られちゃうのはPGとして一番やっちゃいけないことだぜ。



1/8は中一日ホームでMIN戦。
今季MINには2勝しているがPOを争うライバルだけにタフな試合になりそう。
相手はエースKAT不在。
でもエースがいないからいつもよりパスとハッスルで上回るプレーをするのはNBAではよくあること。
この試合も序盤はMINの的を絞らせないバランスアタックとカルバー、ティーグの淡々としたプレーへの対応に苦しむ。
なかなか外が来ないMEM、作ったシュートは入ってたけどそもそも作れてないシュートが多かった、ここは我慢。
ボールコントロールするPG陣と粘り強くハッスルするインサイド陣がかみ合っているMIN、コビントンも相変わらずいやらしい。ちょっと浮いてるウィギンスも相変わらず。
MEMはディロンが踏ん張るけど二桁ビハインドの苦しい展開、打開したのはクラウダー。
3Q離されかたところでスティールを連発ししっかりワンマン速攻も決めきりようやく試合を五分に戻す、けどリードまではなかなかつながらず。
4Qにようやくリードを奪いJJJとディロンの強気な3Pで先手を打ってモラントでクローズする得意パターンで119-112で勝利。
センターラインを空けてモラントとJJJのピックプレーが面白いようにはまったのと、ディロンやメルトンで泥臭い変化も付けれるようになっていた。
あとはバッドファウルを減らしたいね、中途半端なファウルでカウントを与えたり。

最近には珍しい追いかける形での勝利。
3Pが不調な中で勝てたというのは結構大きいかもしれない。



1/11ホームでSAS戦。
お互いPO進出をかけて負けられない試合。どちらも好調、SASは強豪チームに連勝中だがMEMは前回ホームで大敗した借りを返せるか。
スタメンは変わらず。
SASはデローザンを中心にシンプルに攻める、無理に狭いところに突っ込まずミドルで撃ってくるお決まりのスタイル。
勢いがつけにくい展開でオフェンスリバウンドからの得点で粘っていくMEM、ようやくDFで止めて勢いが出始める。メルトンとクラーク、カイルあたりがディフェンスで粘り強くやってくれている。
単純にジャンパーうまい選手のシュート力を活かしているSAS、まぁジャンパーが決まり続ければ強豪チームでもなすすべはない。
前半MEMはいつもより地に足つけたバスケでリードできているのは少し意外、前半60点超えも珍しくなくなってきた。
後半アーリーオフェンスで突き放すMEM、ただ勢いを殺す3Pを決めてくるSAS。デローザンにしっかりスピードとスペースを与えて決めきるSASに押されながらもギリギリのところで逆転は許さない。
後半も同じような重い展開が続くが打開したのはモラントからのパスを受けたディロンの3PとディロンのパスからのJJJの3P。
嫌なファウルなどにも苦しむも最後はモラントが締める勝ちパターン、134-121で4連勝。
チームアシスト39、モラント・JJJ・ディロン・ヨナスの4人が20点超えのパスオフェンスで勝ち切った。



1/13中1日ホームでGSW戦。
相手は連敗中だがエースのディアンジェロラッセル復帰で油断はできない。
序盤はそのラッセルのジャンパーが止まらない、一方MEMはフリーのシュートを作るのに苦しむ。
しかし、モラントを中心にリングを攻め得意のファストブレイクからリードを奪う。
外好調のGSWに対し、ヨナス、クラークで粘り強くペイント内を攻める。
後半もなかなかジャンパーが来ないがヨナスがオフェンスリバウンドと合わせで鬼神の如き働きを見せる。
最後は相手のミスからボールプッシュでリードを広げ危なげなく122-102で5連勝。
前戦に引き続き外不調でもオフェンスリバウンドでつなげたのが大きかった、ヨナス31pt,19reb(9oreb)でモンスター級の支配感。



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混沌とし始めた西のPO(第8シード)争い。PHX、MIN、SASといったライバルに勝ち切って18勝22敗で何とか8位まで浮上したMEM。
まぁメンバー的にPOを本気で狙ってくるであろうSAS、PORとは違い今後ベテラン陣を動かす可能性の高いMEMだからこのままとはいかないだろうけれど、PO争いができることは本当に大きな経験なので何とかPO戦線に残ってほしいところ。

この1か月で勝敗的にも内容的も徐々に良くなってきたMEM。
モラント復帰後はアシスト数でリーグ1位、FG%と3P%も2位、3位と序盤の苦しみが嘘のような好調。
何より怪我人がいないことが大きく、これはバランスアタックにより出場時間をシェアできてるおかげでもあるしこのおかげで全員バスケが遂行できているともいえる。
今までにないフレッシュさとボールプッシュが形になりつつある一方で、従来のMEMのような日替わりヒーロー的なところもあったり見ていて楽しいチームになりつつある。


本格的な再建1年目で一気にここまで来たのはかなりすごいと思う。
現状たまたま日程や調子の妙で横並びだけどPO出るなら最低勝率5割は必要なところではあるのでそこまで行けたら言うことなしだ。
まさかこんなに早く勝数にまでこだわれるシーズンを見れるとは思わなかった。
モラント、クラークの新人離れした活躍はもちろん、昨季怪我に苦しんだJJJやディロンの成長も著しい。
ベテラン陣の安定した活躍やメルトンの躍進などのサプライズもあったり。
トレードアセットをどうするかも含めて後半戦も目が離せない。