日本時間12/24クリスマスイブ、グリズリーズの2020-21シーズンが開幕。
この時期の開幕は何年か前のロックアウトシーズンを思い出すね。
成長段階のチームなので序盤戦は真面目に見ていこう。

個人的な話をすれば、この時期は仕事柄忙しかったりするし、日本海沿岸に住んでるので雪で足がなくなったり、水道管が凍ったりと何かと気苦労が絶えない季節。
とはいえ、シーズン最初の15試合くらいは内容も見ておかないとビフォーアフターが分からないし、時間を作ってせこせこ見ていく。
義務感で試合を見るのもなんか違うけど、気づけば試合の感想書くのも生活リズムになってきてたり。
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12/24 vs SAS

開幕戦の相手はSAS。
昨季はMEMの順位が上だったけど、2敗しているので借りは返したい。
ちなみに、MEMは昨季SASを勝率で上回ったけどこれは過去25年で初、つまりグリズリーズ創設後初めて。
常に同地区の目の上のたんこぶであり続けたSASに負けるといつも以上に悔しいんだ。

スタメンはプレシーズンから変わらずモラント、グレイソン、ディロン、カイル、ヨナス。
JJJ不在中は1ビッグのスモールラインナップで挑む様子。
JJJ不在中のビッグマン層として取ったティルマン、ポーター、ティリーは全員怪我でインアクティブ(´・ω・`)

SASはオルドリッジの1ビッグにマレー、デローザン、ロニー=ウォーカー、ケルデン=ジョンソンとこちらも昨季から変更はあまりなし。
ちなみに、MEMは当初ホームに観客を入れる予定だったけど、一転して入れないことを決定。
早速HOUがコロナ陽性反応で試合延期になったりしたので、コロナ感染リスクを避けることの方が優先。

序盤は様子見な感じのSAS、両チームシンプルなキックアウトから得点を重ねる。
SASらしからぬTOの差でMEMが先行、トランジションとペイント主体にしつつ3Pを織り交ぜるスタイルはプレから継続中。
守備は相手の勢いを殺すことを頑張ってたけど、相変わらず最後がファウルで終わるから殺しきれてはいないかな。
2Qは完全にSASペース、良い流れの時に離せないとやっぱりきついね。
TO連続で完全に流れが止まってしまい、自然と点差が離される。
結局のところトランジションチームの課題は相手に走られた時、自分たちのシュートが落ちだして動きが止まりがちな時にどうするか。
FTとかもう少し増やせればいいんだけど、それよりも相手に与えるFTを減らすことが緊急。
3Qも追い上げムードのタイミングでTO連発でチームとしてギアがなかなか上げられない。
量もだけど相手に2点をプレゼントするようなTO繰り返してたら厳しいね。
TOやリムプロテクションから走るっていうMEMのやりたいことをSASにやられてしまったかな。
相変わらずデローザンのFT獲得スキルの前に歯が立たないMEM、ポンプフェイク狙ってるのは端から見ても明らかなんだけどあれだけ引っかかるのはやっぱりとんでもなくうまいんだろうな。
結局2Qと3Qの出来が響き、開幕戦は131-119の完敗。

戦術云々の前に純粋にバスケットボールとしてやってはいけないプレーが多かったなぁ。
とにかく前半負けが込んでしまうのは仕方ないから、メンバーが戻ってくるまでに守備の修正と武器の発掘と。
モラントは44pt,9ast,1TOとスタッツだけみれば爆発だけどMEMのやりたいバスケではなかったかな。
少なくともモラントいない時間帯は全く勝負になっていなかったので、これから修正していきたい。


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12/27 vsATL

昨季から比較的相性が良いチームだけに開幕戦の負けを引きずらずに勝ちきりたいところ。
日曜日の7時から久々の健康的観戦。
ただし、メルトンが健康上の理由で欠場。JJJ、ウィンズロー、ティルマン、ポーターも引く続き欠場。
しばらくは今いるメンバーで耐えていくしかなさそう。
ATLはカペラ、ガリナリ不在なので中でしっかり優位を取りたい。

立ち上がりは両チームジャンパー低調な立ち上がり。インサイドのリバウンドの粘り、ATLのジャンパーが決まらないうちにトランジションで先手を取る。
ただTOから流れを失うとベンチメンバーもバタバタして結局逆転されて1Qを終了。
モラントがいない時間に相手を崩せていない。
2Qからは明確に優位を取れるバランチュナスを強調した攻めに切り替え。
ファウルが少ないのだけが救いだけどFT外しすぎなので差は離れていく一方。
本来ならモラントをすぐに戻したいとことだけど、ここは我慢して休ませてグレイソン、ディロン、カイルのスタメン陣がリムアタックで盛り返す。
後々のことを考えるとここでモラントだけに頼り切っているようではやっぱりね。
なぜかMEM戦では外がさっぱり入らないトレイ=ヤングにも助けられ再び一進一退の展開。
ヨナスがベンチに下がると今度はリバウンドで相手に上回られ中々上手くいかない。
どちらのチームも気持ちよく得点は取れていない。両チームともにこの時間帯にモラント、ヤング以外のところで流れを作れる選手が欲しいところ。
何より相手のリズムが悪い時には絶対に安易なファウルをしてはいけない。

2Qは弱点のファウル地獄が再発し再びリードを広げられかけるが、向こうもヤングを休ませてくれたのとTOで付き合ってくれたので2点ビハインドまで縮めて後半へ。
ボールの収まりどころになれるのがモラントとカイルだけになって単調になった感はあるかな。
後半はヤングのマークをディロンに代える、マークスイッチは相手のシュートが落ちたときにズレができやすくなるので勢いをつけたい策。逆も然りなのでリスクもあり。
ヨナスが前戦に引き続き不調なのでモラントがいる時間で五分五分、だけどスタメンで五分五分だと勝てないのが今のチーム状況なので苦しくはある。
苦しい時間をクラーク、ディロン、コンチャーあたりが気迫で粘り守備からの良い流れで得点を重ねる。ようやく昨季のMEMらしさが出てきたかな。
何とかリードして4Qへ、ヨナスはTO連発にリバウンドも確保できずかなり厳しい立ち上がりだけど集中力を切らさずいきたいところ。
一進一退のまま残り4分、そこから連続して3Pを撃ち外している間に徐々に点差を離され、最後はトレイ=ヤングに不要なファウルを連続したのが決め手になり122-112で敗戦。
依然として質の悪いファウルが課題、今のチーム状況だとこういう試合をものにしていくところから。

第一戦から比べれば戦術の話ができる分わずかにマシだったかな。
追いつけそうな時間に追いつけず、ラスト4,5分くらいから再び離されるという展開は引き続き課題、もちろんここが一番難しいところでもあるから焦らずに取り組みたい。

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12/29 vsBKN

3戦目はアービングとKDが色んな意味で暴れまわっているBRNと対戦。
しかし、BRNはB2BのためアービングとKDが休養、さらにディンウィディがACL断裂で今季絶望。
早くも怪我人に苦しんでいる両チーム。

MEMは怪我人陣とメルトンが引き続き欠場。
MEMとしては何としても勝って悪い雰囲気を変えたいところ。
スタメンは変わらず。ラバート、ハリスあたりをのせたくない。

序盤はカイルの3連続3Pで幸先よくスタート、相手がコントロールに戸惑っている間に中外から得点。
デアンドレ=ジョーダンをペイントに張り付かせる守備スタイルは変わらず、逆にヨナスが中間距離で楽にボールをもらうことで収縮させてコーナーにさばく。
結果的に、ゲームメイク役のカイルとシューター役のグレイソンがそれぞれ役割を入れ替わったような序盤。
BRNはチームの崩しがなく単発のシュートなので課題のファウルトラブルも大丈夫そう、もう一つの課題セカンドユニットの時間帯へ。
モラントとカイル最低どちらかはいないと試合にならないことを踏まえモラントを残す形で入れ替え。
ただモラントがTO連発でそのままタイアスへ、ジャンパーは不調だけどリムプロテクトはチームで1番頼りになるジェン。あちらが立てばこちらが立たずな感じ。
タイアスの復調で流れからのペイント攻略という本来の形ができてきたかな。
ただここでTOを連発して自滅しているから苦しんでる序盤戦、この試合もそれは変わらず。
でもオフェンスリバウンドでハッスルしてつなぐ。

しかし、ここで恐れていた最悪の事態が発生。モラントがジャンパーに対しファイルし、着地で相手と接触し故障離脱。
実質この時点でチームの流れはストップ、そのまま逆転される。

しかし、チームの雰囲気が悪い中でもクラークやジェンらを中心にペイントアタックを粘り強く行い再びリードを奪って4Qへ。モラントはベンチに戻って来たけど、ギブスで固定しているので軽くはなさそう。
ヨナス、クラーク、コンチャー、ベインと比較的リバウンドに強いラインナップで挑むけど、ジャレッド=アレンらが踏ん張っているのでなかなかリバウンドでも拮抗。
お互いにポイントで3Pを入れあいシーソーゲームのまま最終盤へ、BRNはトップでチオーザがコントロールする形を連続しつつ、クラッチタイムは温存したラバートに任せる形。
チーム全員でパスを回しながらチャンスをうかがうMEMに対し、ラバートのアイソを連続させたBRNだったけど両チーム決め手に欠け試合はOTへ。
OTもシュートがなかなか入らない両チーム、最後はクラークのリバウンドでのハッスルが決勝点となり116-111で嬉しい今季初勝利。
両チーム薄いメンバーでやりくりしていくHCの苦悩が感じられた試合だけどここから上り調子になっていければ。
タイアスとクラークがハーフコートでも本来の安定感が増してきたかな。

カイル=アンダーソン 28pt、7reb、3P4/8
3Pの改善もあり得点パターンのバランスが向上、キャリアハイ28得点で今季初勝利に大きく貢献。
モラント離脱により今後スコアリング、ゲームメイク、ディフェンス、リバウンドと全てを求められる役割となるため、怪我だけには気を付けたい。

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12/31 vsBOS

2020年最後の試合。
BOSはバブルでも惨敗しており、MEMにとってはあまり良いイメージのない相手、ここ数年勝った試合あったっけ?
加えてモラントは前戦の捻挫により3~5週間の離脱との発表、とりあえず今季終了級の怪我でなくてよかった。

BOSはケンバが不在、でもティーグがいる、強い。
試合は序盤からBOSペース、相変わらずMEM戦ではジャンパーを落とさないBOS。
序盤から決定力の違いが如実に出て3Pを気持ちよく決めてくるBOSに対し、1Qで3P1/8のMEM。
ジャンパーが入らないしプレーも作れないからとりあえず突っ込んでキックアウトを狙った前半。
キックアウトのパスを狙われてそのまま速攻をくらったりして前半で26点差でゲームセット。
126-107で完敗。

ただでさえ選手層が違いすぎるのにブラウンの爆発が重なってノーチャンスの試合だったね。
BOSはタイスやとロバート=ウィリアムスがヨナスを完封していたし、ここら辺のインサイドプレーヤーの貢献の仕方もうまい。
テイタムやブラウンに気持ちよくプレーさせつつ主張させすぎずチーム力の高さを感じるところ。


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1/2 vsCHA

新年初試合、世間はコロナだし外は吹雪いてるし引きこもり観戦一択な正月であります。
前戦で負傷したグレイソンも欠場したため2wayのマクダーモットを入れてもアクティブメンバーが9人とかつかつの状況。

ここまでくると怪我しないことが優先にもなってきそう。

CHAは新人のボールとFAのヘイワードの加入と、ここ数年で形成してきたロジアー、グラハム、ブリッジス、PJワシントンらで着実に力を付けているチーム。
年齢層的には理想的なバランス、ただポジションバランスは悪いかもね。

スタメンはグレイソンに代わってクラーク、結局スモールラインナップは4戦で無念の中断。
立ち上がりはリムプロテクトからの速攻などMEMの狙いの形が出たこともありMEM先行。
ジャンパーが入っていないけどフリーな形は作れていたおかげか、守備のトランジションでは相手のファストブレイクに対し対応できていた。
ズレを生みだしてくるのはラメロ=ボールの存在とビヨンボのリバウンド、それに対しマクダーモットを投入という苦しさ。
ディロン、ベイン、コンチャー、マクダーモット、ジェンのラインナップは斬新。気が利くタイプの選手が強いて言うならコンチャーくらいかな、視野狭すぎラインナップ。
流石にすぐカイルを投入したけど、周りに影響されてカイルの視野もかなり狭くなっている気が。
ただ徐々に守備からの速攻で流れを作り再び突き放して後半へ、相手のタフなジャンパーが入る時間帯もあったけど集中力を落とさず足を動かせていた。
後半はかなり自滅気味のCHA、MEMもしっかりそこにつけこみペイントを攻略し差を二桁に広げる。
スタメンの時間帯もボールを止めずスムーズにペイントを攻略でき、3Qに20点差近く広げたところで実質勝負あり。
怪我人続出の苦しい状況ながらも108-93で今季2勝目。
ベンチの怪我人陣が苦しい状況でもしっかりチームを盛り立てていたのもよかったね。
ゾーンやらスモールラインナップやら実験せずに普通に去年のスタイルだけやってた方がやりやすそうだけど、長い目でみたら多少負けても色々試したい。

なおディロンのPGはあまりにもアレだったので流石にやり方変えたいなぁ、相手のプレーに救われただけ感強し。
よく足が動いていたのでCHAのシュートが入っても安心してみられた試合。
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1/4 vsLAL

この日は何といってもマルク=ガソルのメンフィス凱旋試合。
トレードされたのが2019年の2月なので約2年ぶりの凱旋。
無観客なのは寂しいけど。

チーム状況的にはグレイソンとティルマンが復帰。
グレイソンは軽い怪我で良かった、ティルマンはNBA初陣。

序盤はLAL盤石の立ち上がり、相変わらず相手をはじき返す力が段違いに高くペイントを攻め切れない。
こうなれば相手をアウトハッスルしていくしかないMEM、あんまり崩せてはいないけど粘ってシュートまでつなげながら食らいつく。
ベインの連続3Pから流れを作るとティルマンのNBA初得点も飛び出し流れを作ることに成功、2Q中盤までリードを保つ。
3Pの確率が収束してきて追いつかれるけど、シュートが外れたあとの切り替えは意識してたかな。
レブロンもADもかなり省エネモード、その分の熱量を一人で埋めれるハレルがいるからね。
相変わらずタイアスとカイルがいない時間帯のオフェンスは苦しんでたけど、ジェンキンスもそれは承知で粘り強く試してる感じ。
後半、MEMは良いシュートはあまり撃ててなかったけどオフェンスリバウンドから決めれたことで必然的に相手のファストブレイクを減らし一進一退。
なお、カイルがボール運びしなくなったとたん8秒バイオレーション取られたりとなかなか厳しいね。
結局最後はギア上げたレブロン一人で流れを引き戻して108-94で敗戦。
勝つには流石に遠すぎたか、まずはファウルと質の悪いTOを減らすことだけど今のチーム状況でそれができたら苦労はしないしね。
ティルマンはプレシーズン1戦だけだとかなり不安そうだったけど今日は割と良かった。
前評判どおり色々なところに顔を出せるタイプ、ここにクレバーさが出てくれば安定して起用できそう。
ベインもここまで素晴らしい3Pタッチだし成熟度は高そうなルーキー陣。

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1/6 vsLAL

ホームで再びLAL戦。
今季名物のダブルヘッダー、同じチームとの連戦が増えるのでレギュラーシーズンなりの修正力も求められる。
でもこの試合からメルトンが復帰と徐々に怪我人が揃いつつあるのは嬉しい限り。
その他のメンバーは変わらず。

序盤は重い立ち上がり、ヨナスのマルク苦手が結構痛い。
ズレが作れても最後のリムプロテクトで挽回する個の力が売りのLALディフェンスの網に掛かっている。
立ち上がりの5,6分でスタメンが3点しか取れずセカンドユニットへ。
ただメルトンが出た瞬間シュルーダーがミス連発。ベイン、ティルマンのルーキーコンビがなかなかフレッシュにかき回し、ジェンもバランスの取れた攻めで追いつく。
ハンドラーのメルトンが復帰するだけで、攻撃の終わり方が大分マシになったかな。
とはいえ後半スタメンが戻ると一瞬で追いつかれる、外のシュートを撃ちあいは避け相手のミスからの速攻から流れを作りたいところ。
タイアスはこつこつできる範囲でゲームメイクしてくれるね、ハーフコートでも流れが生まれやすい形を作ってくれる。
なんだかんだ相手の攻撃をしのいでる(レブロン、ADが本気出してないだけ)スタメン陣でもあり、4点リードで後半へつなげただけでも前の試合からは一歩前進かな。
後半もいまいちパッとしないシュートタッチの両チーム、ズレがない状態でヨナスに仕掛けさせたらダメじゃん。ミスマッチかズレを作らないと。
逆に無理しない範囲で動きの中からレブロンに得点させるLAL、色々ローテーション試したりゾーン試したりしながら接戦のまま終盤へ。
残り5分2点リードからジェンの2連続TOで逆転されると最後はレブロンがとどめをさして94-92で敗戦。
流石に負けるのは仕方ないけど、試合残り4分5分の戦いができるようになると良いね。
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1/8 vsCLE

セクストン、ガーランドというスコアリング系ダブルPGに再起を図るドラモンド、率いるのは元MEMのHCビッカースタッフと個人的には応援したい選手が多いチーム。
なお、セクストンとガーランドは不在。
相手のハンドラー不在につけこみしっかり守備から流れを掴みたいところ、うちがいつもやられていること。
米国会議事堂に襲撃事件があったことを受け試合前には、ニーダウンの時間もあり。

ちなみに怪我人が続出&ハンドラー不足のためMEMはPGのフレイジャーと契約したらしい。

序盤はハンドラー不在らしくパス主体で崩しにくるCLEに対し、一歩引いてペイント主体に守る。
そのおかげで比較的リバウンドは取れてるけど、その分外のシュートを決められるありがちな展開。
CLEも最初はMEMと似たような守備だったけど途中からゾーンにチェンジしたり変化を付けてくる。
ただトランジションからの3Pが連続して入ってくれたので先に抜け出したMEM。
ジェンは引き続きコート全体を見たプレーができているね、バランスのよいポジショニング。
と思ったら突っ込んでトラベリングしたりチャージングしたりしている間に追いつかれちゃった。
外のシュートがないので放置されてるドラモンドはトップで自由にパスをさばきだす、いわゆるジョアキム=ノア現象。
両チームあんまり作ってる感がないというか、たまたまディフェンスのミスで空いてた人が点を取りましたみたいな感じが強かったかな。
CLEが徐々にドラモンドのインサイドポストやトップのゲームメイクの形を強調。
CLEが落ち着いてきたので逆にMEM的にもそこを防いでからのファストブレイクという形がはっきりしてきた印象。
終盤も引き続き一進一退。
良いディフェンスも見せるんだけどディロンの悪いプレイが連続して追いつかれる。
ディロンをメインハンドラーにして失敗しまくってるここまでのシーズンだけど、ここはチャレンジとしては仕方ないという考えなのかな。
終盤タイアスが受けたファウルはチェレンジで覆る、ノーファウルならノーファウルで笛吹かなけりゃディロンがプットバックしてたのに。。頼むよ審判。。
最後はCLEのハーフコートに対し良く分からない守備のミスで94-90の敗戦。

メインハンドラー不在の両チームらしく、しかけた感がないから止めた感もないし、止めた感がないから再現性がないしで気が付けば終盤みたいな試合だったかな。
接戦で勝てないねぇ。ATOの攻撃も守備も苦戦中。。
バタついてたタイミングでもう一歩前に出てプレッシャーを与える守備が欲しかったなぁというところ。
まぁそれはちょっとGNG時代の水準を求めすぎか。
3連敗。

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1/9 vsBRN

今季初のB2Bなので怪我だけは絶対に避けたいところ。
相手はアービングが個人的な理由でチームに帯同していないらしい。
この前の政治絡みの事件に関してだとは思うけど、政治が絡むとチームとしてもなかなか対応に難儀している様子。
MEMのスタメンは変わらず。
よく見れば前回の対戦と同様にKDもいない様子、もしかしてナメられてる?

序盤はバランスよくペイントアタックから、ハーフコートではいまいち崩せないので得意のアーリーオフェンスから流れを掴んでいく。
アーリーオフェンスではあやしいパスやドリブルも勢いで何とかなったりする。どちらのチームもシュートの外し方というかリバウンドの跳ね方が悪く相手のファストブレイクにつながっている感じもありながらリードで終える。
相手はゲームメイカーがラバートしかいないけど、ラバートは決定力の違いを見せつける。
ただMEMもクラークの決定力で対抗、スマートなプレーだけでなく強引にフィジカルで押し込むなどプレーの幅も広がっている印象。ベンチメンバーも守備から攻撃という自分たちのバスケができている。
ここ数試合90点くらいしか取れていなかったのに1Qでいきなり40点、もちろんシーズンハイ。
2Qからはフレイジャーも出場、とにかく負担の分散が大事。
ただ2Qは大量リードからか雑なファウルやパスが出てきた、それでも15点リードで後半へ。
後半はヨナスが健康上のルールにより欠場とのこと。コロナ関係の決まりだと思うけどいきなり後半から不出場とかあるんだっけ、詳細不明。
前半出場しなかったジェンをスタートさせる苦しい展開。
後半は相手のプリンスがリズムを取り戻したことで守備が後手になる、ディロンの個人技で対応するも得点の取り合いをしかけては勝ち目がないのが今のMEMなので徐々に追いつかれる。
流れが停滞するとパスもシュートも相手の手にかかりまくり苦しい展開、連携ミスが目立ち守備も崩壊気味。3Qだけでラバート一人に19得点は流石にノープランすぎる気も。
4Qも一進一退、まぁラバートがいない時間帯で一進一退はまずいんだけどね。
ハーフコートはほとんどズレが作れておらずジャンパーが入るかどうか勝負になっているけど、守備をいい形で終われた時は得点できるので徐々にリードを広げる。
ただラバートが出てくるとまた逆転される展開。最後のクラッチタイムで存在感を見せたのはタイアス。
フローターをあっさり決めると、右コーナーへのさばきからクラーク、左コーナーへのさばきからメルトンが決勝点を決めて115-110で勝利。
BRNをシーズンスイープ、基本的に僕は休養賛成派だけど主力を休養させてきた相手には負けたくないぜ。

ちなみに後半欠場したヨナスはコロナ陰性だったとのことでとりあえずは一安心。


タイアス=ジョーンズ 11pt、10ast、4stl
ここ数試合は負担もかかりがちだけど持ち前の安定感とバランス感でチームを支えている。
コンリーを思わせるクラッチタイムの活躍で連敗ストップに貢献。

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1/12 vsCLE

中2日でCLEとの対戦、今季既に1敗しておりここで負けるとシーズンスイープとなるのでしっかり勝っておきたいところ。
スタメンは変わらず、CLEは引き続きガーランド、セクストン不在。
CLEはオフェンスではドラモンドに一度預け起点を作る、ディフェンスではポイントでゾーンディフェンス。前の対戦もこんな感じだったかな。
序盤はCLEが中外のバランスよく先行する、MEMはCLEに比べると相手の裏を取るオフボールカットの選択肢が物足りない感はどうしても。
1Q中盤からはボールマンにマッチアップしつつゾーンで守るいわゆるマッチアップソーンに変えたり色々仕掛けてはいるCLE、この形が一番ペイントを守りつつパスミスを誘発できそうという狙いはありそう。
なんだかんだスロースタートのスタメン陣、ディロンにファウルをしてくれてるのでFTでつなげたのは幸い。
MEMはリバウンドからのファストブレイクで徐々に追いつく、ここまではいつも通りというか予定調和感も出てきたね。ベンチメンバーの時間帯に地道に優位を取っていく。
無理はせずドライブ→パスアウトを繰り返しながらペイントアタックすることでファウルを稼ぎ、結果的に安定した守備につなげていけている。
ミスがないことと守備で決定的な穴がないことで崩していくスタイルの最近のMEMなので、大きく差は付かないけど大崩れはしない。
結局1点リードで後半へ、3Pの調子はCLEの方がよかったけどミスの多さとリバウンドでトントン。
後半ペースをつかんだのはMEM、タイアスを中心に良い感じにボールを散らせている。
バタついたCLEを見逃さずプレッシャーを強め、ボールを奪ってからの速攻と理想的な展開で差を広げる。ただタイアスが下がったらまたバタついて16点リードが6点で4Qへ。
4Qも引き続きタイアス不在の時間はわちゃわちゃ感が増すMEM、タイアスが戻ると一旦落ち着いたけどディロンやベインがトップでボールを失って逆転される嫌な流れ。
そのプレーはハンドラーが一番やっちゃいけないプレーだ。
ラリー=ナンスは前戦から引き続き当たっているけど、それよりもフリーにさせすぎだなぁ。
終盤までもつれる接戦、均衡を破ったのはリバウンドからのベインのコーストtoコースト、今日は3PAは1本だったけどドライブが効果的だった。
最後は守備で粘り切って101-91で勝利、今季初の連勝。

やっと接戦に勝てたので喜びもひとしお、この前の惜敗のリベンジという意味でもね。
タイアスが好調だとハーフコートでも安定感が増すから良いね、クラークみたいなタイプを活かすのもうまい。
ティルマンもヨナスのファウルトラブルの危機にしっかり体を張って頑張っていたと思う。
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1/14 vsMIN

中1日でMIN戦。
プレシーズンでは圧倒したけど向こうはメンバーが全員揃っているので油断はできない。
対戦時点で西のワーストチームとブービーチームの対戦、負ければ単独最下位の緊張感。

スタメンは変わらず。
序盤はラッセルやビーズリーが持ち味のジャンパーを始め得意の軽いプレーで攻めるのに対し、MEMはクラークやヨナスのフィジカルを活かした重いプレーでこじ開けていく。
相手のロングミドルが好調だが、ジャンパーと同じくらいディフェンスも軽いMINに対してはペイント攻めてれば何となく点は取れている。
フィニッシュがいまいちだったけど、ファウルもしてくれたので一進一退。
MEMのベンチメンバーのトランジションは高校の練習みたいに相手に2歩分くらいの差をつけているので得点にはつながる。メンバーいないなりに戦いどころを掴んできたかな。
トランジションとリバウンドで圧倒した前半だったけど、2点ビハインドというのはMEMらしいというか。
前半終盤にラッセルとタウンズの連携プレー増やしてきたら良い感じなMIN、後半どうしてくるか。
後半はラッセルとタウンズを連携させとけばよいということに気づいた様子のMINが俄然勢いづいてきた。
逆にMEMは自分たちの流れは作れてないけど引き続きヨナスやクラークが鬼神の如きリバウンドでつなぐ、得点ほとんどプットバックの勢い。
ただ流れ悪い時にタフショット撃って速攻くらうと気持ちよく相手にランを作られるなぁ。
10点ビハインドで迎えた4Q、立ち上がりが大事なところだけどタイアス温存の英断。
この危機を救ったのはグレイソン、待望の3Pを連続で沈めるとその流れにディロン、クラーク、カイルと続き一気に逆転。
やっぱり一旦外が決まりだすとランが作れる、早い展開で中も外も止めるのは不可能だしね。
そのまま作ったリードをしっかり守り抜き118-107で逆転勝利、3連勝。

気が付けばペイント得点でフランチャイズ記録となる80点を記録、ベンチ得点も50点。
全員バスケとトランジションとペイント攻略と、MEMの強みが今日みたいな4Qでの二桁逆転につなげられたのは大きいね。

グレイソン=アレン 20pt、2stl、2blk
前半には攻守のトランジションで体を張ったプレーを、終盤は逆転の口火を切る3Pでチームに流れを持ってきた。
ベインには負けてられない。
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1/17 vsPHI

本来B2Bだった1/16のMIN戦がコロナプロトコルの関係で延期。
MINのタウンズがコロナ陽性だったらしいけど、MEMの選手たちは大丈夫なんだろうかという不安もありながら試合はやるらしい。
PHIはエンビード不在なのでブローアウトはやめてほしいところ。

MEMは怪我で離脱していたモラントが遂に復帰、安全運転で。
スタメンはタイアスに変えてモラント、タイアスをセカンドで使える安心感。

序盤はぎりぎりのところで守りながらついていく、当然モラントには無理させずセカンドユニットも早めに投入。
積極的に出してる速攻があんまり決まらず苦しむが、PHIも外が低調だったので拮抗した立ち上がり、シモンズ以外の4人でゲームメイクしているPHIはシモンズを温存させたいのかな。
エンビードもいないし、ハリスも合わせをしてくるタイプじゃないので外のないシモンズをつぶしにいくというより、シモンズのキックアウト先をつぶす狙いもありそうなMEMディフェンス。
シモンズがそれを感じ取って空き気味のスペースを突破してくると今度はスティールやテイクチャージで対応、先手を打ってるMEMというか裏目に出てるPHIというか。
徐々にモラントが本来のリムアタックを見せる、怪我しないかとドキドキしているMEMファンをよそに流石の決定力。
速攻やダンクミスなどが逆に速攻失点につながる辛さはあったけど、逆にハーフコートの安定感は増した前半。TOも4と少な目。

シモンズ突進モードも致命傷にならない範囲で対応できているかなと思いきやファウルがかさみだす。後半も比較的PHIを止めれているけどヨナスがインサイドワークでハワードにやられているのでここでもファウルがかさむ。
アーリーオフェンスで地道にリードを広げる、3Pが一本でも決まれば本当に楽なんだけど入らなくても粘り強く走ってペイント攻略していく。
PHIがシモンズいない時間にバタついているのに3Pが入らないので停滞して差を縮められるのもMEMらしさ、ここで踏ん張ったのはティルマン。
3Pとポストプレーでつなぐとグレイソンがブザービーターで最高の終わり方の3Q。
何とか接戦にはしたくないMEMだったけど、相手がポンポンと3P入れてきた時にTOとFTミスが続いて嫌な流れ。
結局最終1点差まで迫られながらもミスが続き気味のPHIから連続してTOを奪い106-104で薄氷の勝利。
モラント復帰戦を接戦で制し、4連勝。
ハワードのFTミスにも救われた、ミルトンみたいなタイプは相変わらず苦手だねぇ。

ザビエー=ティルマン 15pt、4stl
ヨナスやクラークの決定力が上がらない中、ストレスフルな時間帯に攻守でチームを支えた。
最終盤のクロージングラインナップでも起用されるなど信頼は徐々に上がりつつある。

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1/19 vsPHX

毎年恒例のMLKdayはホームにサンズを迎えての試合、クラウダ―の凱旋でもあるね。

MEMはいつもの怪我人陣に加えコロナプロトコルによりヨナスが欠場、さらにメルトンも不在。
ヨナスの代わりにティルマンがスタメンに抜擢。
クリス=ポールを獲得しPO圏内につけている上り調子のチーム相手にどこまでできるか。

序盤は両チームイージーシュートを作るのに苦労、MEMは得意のフローターがあまり決まらず逆にそこからファストブレイクにつなげられ先行を許す。
もっともスロースタートながら地道に守り勝つのが現状のMEMのスタイルなので、守備はしっかりコンテストしていく。
順調にリードしてるのにブッカーを始めなぜかフラストレーションたまってるサンズ、MEMの狙いとしては最低限はできてるかな。
3Pの差でリードされてるけど、内容的にはそこまで悪くない序盤という感じ。
ジェボンにマークされてるタイアスより小柄なペインにマークされてるベインを積極的に使ったりチャレンジとしては正しいと思う。
PHXもリバウンドだったりルーズボールだったりで頑張るので一進一退。
難しいパスを狙いすぎてTOが増えるも1Qで外しまくった3Pが決まりまくった2Q、リードして後半へ。
PHXはヨナス不在だからか積極的にエイトンを使ってこようとするが、エントリーパスをミスしまくってくれたので勝手に得点が取れてるMEM。
エイトンにボールが入ったら早めにヘルプ、エイトンを徹底的につぶしたいジェンキンスvs読まれてるのは承知でそれでもエイトンを使いたいモンティ=ウィリアムス。
エイトンに攻めさせるというより無理やりにでも収縮させて外にさばくのがPHXの形なのかな、今度はMEMがヘルプを止めたタイミングでエイトンが決めてくる。

スコアリングもハンドルもやるブッカーと、そこから生まれたスペースで3Pを決めるブリッジス、クラウダ―、ジェボンみたいなチームなのでブッカーが不調だとどうもやりにくそう。
全員を動かして空いた中のスペースを使うMEMに対し、エイトンを中で陣取らせ周りはストレッチさせるPHX、動のスペーシングvs静のスペーシングという感じのまま終盤に進む。
流石にティルマンだけじゃ高さでエイトンに分があるので苦労してる。
同点から徐々に差を広げられ苦しい時間帯、しっかり守って走ってるけどリムに嫌われ追いつけない。
だがPHXが決まっていればとどめとなる3Pを外してくれたことでギリギリ追いつくと、モラントの完璧なキックアウトからグレイソンの3Pで逆転。
最後までそのリードを守り切って108-104で嬉しい5連勝。

粘って粘って最後はエースモラントで決める、モラント&タイアス併用させつつタイアスのアイソなんかもあったりして何というか強いチームの勝ち方が見れたのでとても良かった。
メンバーが欠ける中、強豪相手になかなか勝てなかった接戦を2連続で制することができたのは大きな自信になったと思う。

ジャ=モラント 17pt、10ast
やはり接戦でものをいうのはエースの存在感。
20得点を取る選手が誰もいなくてもチーム全員のバランスアタックで勝つバスケはモラントなしには完成しない。
「苦難があっても常に新しい選手が準備している。このチームは逆境を乗り切る力がある」と力強いコメント。
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シーズン開幕約一か月が経過。
MEMは1/19のPHX戦を最後にコロナプロトコルにより4試合の延期が発表。
詳細は不明だが陽性者が出たのかもしれないね、ただでさえ怪我人がいる中なので誰かが罹るとと試合どころではないよね。
少ない人数で試合して負担で怪我するのも避けたいし。
延期した試合の扱いもよく分からないけど、後半のスケジュールが過密にはなると思うのでここは全員がしっかり休養してほしいところ。
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ここまでは怪我とヘルスプロトコルでメンバーが揃わない状況ながら7勝6敗と勝ち越しPO圏内につけているのでかなり健闘していると思う。
まぁ西はかなりの団子状態だし、開幕直後なのであくまで参考程度ではあるけどね。
加えて今季はどのチームもコロナによるメンバー状況の不安定さもあるから、印象以上に負けてたりスタッツ以上に負けてたりいつもに増して勝敗とスタッツとチーム力が一致してない感も。
極端な話30点差で3勝して10点差で9敗すれば得失点差0でも借金を6も負うわけだけど、Netレーティングが+1.6なのに東13位のTORとか、Netレーティングが-7.2なのに勝率5割近いOKCなんかがいたりするのであながち極端じゃなかったり。

上位チームを見てみても、順当に健康なチーム、補強したチームが勝っている印象もあるけど、今後どうなるかな。
POも無観客が濃厚なら第1シードも第8シードもほとんど変わらないわけで、上位チームにとっては無理する必要がないのも事実だしね。

MEMは直近の試合では徐々に持ち前のバランス主義が機能してきたし、核がいないなりに守備でファイトしたりして埋め合わせるプレーぶりは見せている。
全員バスケを目指しているMEM的には「核のモラントやJJJが抜けただけでチームが全く機能してない感」は出したくないわけで。

ルーキー2人は前評判どおり、爆発するタイプではないけど自分のできることを安定して出せている印象。
今季はサマーリーグとかもなかったのでもっと苦戦するかと思っていたけど、その辺は選手の強みを引き出すのが上手いジェンキンスさんでもあるのかな。
まだまだ先が読めないシーズンだけどチーム一丸頑張ろう。